■ナチュラル

生成りの籐や木肌を感じさせる、やさしく穏やかなイメージ

木、土、石、レンガ、素焼きの鉢、白木、籐、コットン生地などの自然の素材の魅力を生かしてコディネートします。自然色は明るいぬくもりが感じられ、ファブリックに、綿、麻などで無地や草花などをモチーフにした柄、地模様、チェック柄などを施すとやさしい雰囲気に包まれます。クリーム・ベージュ・ブラウンなどの暖色系ナチュラルカラーが、イメージをかき立てます。そこに寒色系のブルーを施すことで、清々しい空間が演出できます。家具は、カントリー調、北欧家具などのナチュラルでシンプルな形状がよく合います。

■カジュアル

自由で開放的な雰囲気で、若々しく、気取らない、生き生きとしたイメージ

トーンの鮮やかな色がのびのびした、楽しいイメージに最適なコーディネートです。色相が強いと賑やかしいイメージになりがちですが、クッションなどの小面積にコントラストとアクセントカラーを効かせるとリズム感が生まれます。黄色をはじめとした暖色系を中心に、反対色のターコイズグリーンをアクセントカラーに施すと多色使いの配色でも引き締まった感じが伝わります。グリーン、ブルー、白を主にするとより若々しいイメージが強まり、単に子供っぽいイメージならず、少し成長した子供部屋に最適です。

■エレガント

優美で女性的な雰囲気、上品で高級感漂うイメージ

優雅で女性らしいエレガントなコーディネートには、曲線を活かした繊細で装飾的なデザインの家具が良く合います。ドレープカーテン、ローマンシェイドに装飾タッセルやバランスなどで、重厚感のある演出がエレガントテイストの定番ですが、甘さの中にも、大柄な花柄ファブリックにくすんだ赤系とグレイッシュなグリーン、パープルとイエローという反対色調和によりリズムをつけ、セパレートカラーとして白を施すことで、より一層優雅さのなかに洗練された上品さが引き立ちます。

■トラディショナル

アンティークな味わい深さを醸成し、落ち着いた重厚感あるイメージ

モノトーンの重厚なファブリックから伝統的でクラシカルな要素を取り入れながらも、明るいベージュ、ブラウン系の類似色相調和で優しさを演出。都会のインテリアの中にも取り込みやすいワンランク上の配色コーディネートの一例です。家具などは、クルミ、マホガニーなど堅い素材に落ち着いた装飾が施され、壁面、天井などにモールドや、コーニスを付けたり、腰壁を施すと、よりゴージャス感が高まります。暖色のトーンでの暗めの色が特徴で、シックな雰囲気を演出します。

■スカンジナビアナチュラル

自然から生まれる癒しのイメージ

多色配色などインテリアに取り入れにくいと思っていた色でも、類似トーンでまとめるなど意識すれば雑然感がなくなりすっきりまとまります。ファブリックに使われている色を引き出して、クッションや小物などに配色すれば、統一感が生まれます。ファブリックに多色配色や柄物を施す場合は、家具などは主張しない無彩色系を選びます。ここでは、白、ナチュラルな木材を施すことで、全体のイメージが引き締まり、ファブリックの色合いを引き立たせます。強調したい色とそれを引き立たせる色を上手に配色すれば、ワンランク上の演出ができます。

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