マルニの家具として送り出す責任

私たちの家具づくりは、高度なものづくりの技術があればいいというものではありません。どんな風に使われるか、どんな暮らしの中で役立つか、使う人のことを感じ取れる心がなくてはいけません。今回ご紹介したマルニのつくる人々を始め、私たちの家具づくりを支える人間は、まさに「創造力と想像力」を駆使してマルニの家具をお届けしています。 中でもこだわるべき点は、人が日々ふれるものだから安全で安心なものをつくるということ。そのためには、基準の数値だけでなく、これからの生活の変化を想定しながら、より一歩進んだ品質づくりが必要と考えてきました。その結果、一早いホルムアルデヒド対策、空気を浄化する張地の開発、自然塗料の採用などが実現。これからも私たちは、一生お付き合いしていただける安全で安心な家具をお届けしていきます。

マルニ家具　品質に責任

家具ひとつひとつに製作者の名前を表記しています。 家具の最終仕上げとして、検査に合格した家具の一つひとつに、品番表示の最後に製作した人間の名前を入れています。どうぞチェアの裏を覗いてみてください。

大切に使っていただくために、10年間の品質保証をお付けします 使うほどに愛着を生むマルニの品質。その上に10年間のアフター保証（3カ年間の保証＋7カ年間の有償保証）をお付けします。

〈品質保証の内容〉

• 保証対象／マルニブランド全商品（照明器具は1年保証となります）。ただし、姫路マルニブランド商品は対象外です。
• 保証期間／お買い上げ後3カ年間保証
• 修理期間終了後7カ年間、マルニユーザー価格で有償修理（ユーザー登録をいただいたお客様限定価格）

健康に責任　マルニ家具

家具づくりに健康仕様基準を設定しています。 私たちは、自然環境を守り限りある資源を大切にしながら、人にやさしい家具づくりを実践しています。

• 森林の保全と育成●有害物質の削減。
• 健康仕様家具の開発
• 資源の再利用

など。

そして、様々なテーマに取組む中、1999年に業界に先駆けて打ち出したのが「健康宣言家具」でした。これは、家具を通して健康をおとどけしたいという、私たちの思いを具体的な形にするものです。有害物質に関する明確な基準、国内基準より厳しい「マルニ健康仕様基準」を設けるなど、いま問題とされているシックハウス症候群などの原因、ホルムアルデヒド対策に努めています。これからも家具づくりが健康づくりになりますように。 みなさまのためにできることを、つぎつぎと考え、実行していきたいと思います。

マルニ　健康宣言家具　ホルムアルデヒド削減

• VOC（ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物）の含有量に厳しい基準を採用しています。
• 家具用材である、合板・MDF・パーティクルボード・塗料・接着剤にF☆☆☆☆（JIS・JAS規格）を採用しています。（一部商品を除く）
• JIS・JAS規格より、さらに厳しい「マルニ健康仕様基準」で商品を管理・生産しています。 ホルムアルデヒド放出濃度比較

健康宣言家具Q&A

VOC（揮発性有機化合物）って、なんですか。

VOCとは、沸点（沸騰する温度）が50～100℃、240～260℃の有機化合物の総称です。ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどがあります。

VOCは、人体に影響を及ぼすものですか。

シックハウス症候群や化学物質過敏症の原因とされています。頭痛や全身倦怠感、不眠、動悸など、原因を特定しづらい症状が特徴と言われています。

特にホルムアルデヒドはよく聞きますが。

揮発性有機化合物の中でも群を抜いて揮発（液体が常温で気体になる）しやすい化学物質です。揮発速度はトルエンの15倍、キシレンの400倍以上とも言われています。

F☆☆☆☆基準とは、どんな基準ですか。

JIS（日本工業規格）とJAS（日本農林規格）の定める、ホルムアルデヒド発散量に対する基準です。F☆☆☆☆は、現在JIS・JASが定めるホルムアルデヒド発散量が最も少ないとされる最高基準です。

F☆☆☆☆とマルニの健康仕様基準は違うのですか。

マルニはJIS・JASで定める、F☆☆☆☆基準を満たした資材を使用しています（一部商品を除く）。さらに、WHO（世界保健機構）の定めた基準（ホルムアルデヒド気中放出濃度0.08ppm以下）をマルニ健康仕様の基準とし、完成品の生産・管理をしています。